YAGITA Hiroshi個人Blogものづくり環境千夜一夜

つれづれなるまま、気まぐれに更新しています。

2017年09月

プレミアムフライデーの見直し議論が始まっているようです。こうした官主導の仕掛け(掛け声)、うまく行く場合と、うまく行かない場合がありますが、今回は後者のようです。給料日を過ぎた月末にパァッと遊ぼうかというのは、昔も今もありと思いますが、月末に会社を早退けできるかというと、そうはいかないと思います。

水曜日をノー残業デーとするなどの取り組みは、大成功とは言わないまでも、そこそこ効果はあったのではないでしょうか。プレミアムフライデーはというと、認知度は高いものの効果がイマイチという状況とのことです。曜日を弾力化する案も出ているようですが金曜日でなくなったら、なんと呼ぶのでしょう。プレミアムウィークでは何かおかしいですね。

さて今や死語と化した「花金」とか「花木」は、週休2日制の普及に伴って、バブル景気にも後押しされて流行語となり、それなりに社会にも受け入れられました。それ故に流行語にもなった訳です。景気が良くなれば消費が活気づき流行語が生まれるのは当たり前です。

掛け声(標語)で消費が活気づき景気が良くなることば少ない、というか無いのかも知れません。物価上昇目標だとか、インフレ目標だとか、笛吹けども経済は踊らずといったところでしょうか。そう言えば、昨日はプレミアムフライデーでしたね。


「プレ金」見直し案公表へ 原則は月末、曜日を柔軟に
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6255788

プレミアムフライデーは8回目!盛り上がらない理由を考えた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00010007-houdouk-bus_all

久し振りにホテル泊りで、2泊3日の出張に出掛けていました。以下のようなスケジュールでした。

<9月27日(水)>
午前に授業を行った後、午後は都内で仕事。その後、大阪に前日移動。
<9月28日(木)>
日中は大阪で仕事をして、夕方に名古屋に前日移動。
<9月29日(金)>
日中は名古屋で仕事をして、夕方に東京に移動(帰宅)。
<9月30日(土)>
大学で仕事(の予定)。

ビジネスマンの方なら、ごくごく普通の出張スケジュールだと思います。私も以前、京阪奈で仕事していた時には、週に4回、東京まで往復したことがあります。大学に仕事場を移してからは出張が少なくなっています。

たまの出張では、なるべくゆったり睡眠をとることが出来るような移動スケジュールを組むようにしています。一カ所に連泊する場合は少しのんびり夜の飲食を楽しみます。1泊で移動の時は、毎日荷物を抱えて移動となるので体力が心配ということもあって、夜は早寝するよう心掛けています。今回もそのパターンでした。

出張とは言え、旅の醍醐味は非日常性を楽しむことです。移動の比重が多い場合は、移動の時間を楽しむ訳です。今回は往復の新幹線は夕方というか夜だったので、ビールのロング缶を飲み、名古屋駅のホームでは「きしめん」をいただきました。


【日々】名古屋日帰り出張170802
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69654751.html

【日々】松山への出張準備(移動手段の予約)
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69654893.html

【日々】松山へ
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69660552.html

【日々】松山出張(第120回触媒討論会)
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69661907.html


イメージ 1

東京→大阪「プレミアムモルツ」

イメージ 2

キノコきしめん@名古屋駅ホーム「住よし」

イメージ 3

名古屋→東京「一番搾り」

日本いや世界の最先端の研究開発現場における責任者からの情報発信が話題になっているようです。

自転車操業という言葉がありますが、急速に発展して事業拡大している企業では黒字経営でも、当座の運転資金が不足して「黒字倒産」になることもあります。今回の話は、お金の額の話もありますが、お金の使い道に係わる問題が大きい感じです。

正規雇用と非正規雇用、常勤と非常勤、企業だけの話では無さそうです。金銭面は勿論ですが、人的面の自転車操業も、よろしくないと考えます。

「9割が非正規雇用」は事実だけど… 京都大学iPS細胞研究所「財政難」の誤解
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00010001-bfj-soci

【日々】大学における研究開発は効率化することが可能か。
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69674017.html

需要と供給の関係で価格が定まる。比較的に理解しやすい、経済学の基本的な考え方の一つかと思います。もちろん市場拡大があるならば、生産性が向上して沢山商品を作ることが出来れば、より儲かることになります。しかしながら市場拡大が無かったり、市場拡大が十分でない場合、生産性の向上は単純に価格低下に繋がり、儲けは小さくなる可能性があります。

市場規模と生産性と価格の関係によって、儲かるか儲からないかは決まるという訳です。デフレ(スパイラルからの)脱却ができない日本の状況は、拡大市場を前提として生産性向上を生産量の増加に振り向けて、薄利多売(戦略)を押し進めてきた結果と言えるかも知れません。今回のBlogで参照しているネット上の記事でも、このあたりの事情が指摘されています。

生産性の向上は、大きく世界レベルでみると、供給可能な製品・サービスの拡大に繋がり、人類(全体)が豊かになる可能性があります。小さく企業レベルでみても戦略・戦術の両面での選択肢を増やすことに繋がり、必ずしも悪いことではないと思います。問題は、生産性の向上を何に振り向けるかという部分にあります。

出口のマーケットの規模を見極めず、またマーケットのニーズを無視して、収益拡大の手段(の一つ)である生産性の向上そのものを目的としてきたことが問題の本質です。そして(妥当な)目的を見失った「見掛けの生産性の向上」が、迷走する経済状況を招いているといったところでしょうか。

もっとも生産性至上主義、産業界だけの話ではないようです。大学などの研究開発現場においても、生産性が求められている場合があ
るという話を聞きます。


生産性至上主義が日本をここまで消耗させた
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170925-00050808-jbpressz-bus_all

【日々】大学における研究開発は効率化することが可能か。
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69674017.html

【日々】大学のランキングについて
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69677354.html

大学のランキング、その意味するところは横置きするとしても、気になるところです。世界ランキングでは、日本のトップ校の位置付けを見て、日本の立ち位置に思いを馳せます。日本国内のランキングでは、所属大学の立ち位置に思いを馳せます。

もちろんランキングで全てが評価できている訳ではなく、数値化が難しい項目も多々あると思います。また各指標間の重みをどう考えるかという視点もあります。ゆえに馳せた思いに基づいて何か具体的な行動を取るといったことはありません。もちろん一教員レベルで大学の運営に物申すことが出来る筈もなく、ましてや日本の大学に関わる行政に至っては、ただ傍観するのみです。

それでもTHEに限らず各種の大学ランキングや入試偏差値などに対して、右往左往とは言わないまでも一喜一憂することはあります。誰しも客観的な判断指標での位置づけの確認といったものは欲しいし、何となく数字(で示された指標)に弱いのは日本人(的)という気もします。都道府県のランキングとかも気になったりしますよね。


世界大学ランキング、日本勢が振るわないのはナゼ? (ベネッセ 教育情報サイト) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00010000-benesseks-life

THE世界大学ランキング 日本版
https://japanuniversityrankings.jp/rankings/

【日々】日本のものづくりの研究レベル
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69666610.html

【日々】大学における研究開発は効率化することが可能か。
https://blogs.yahoo.co.jp/yagitahiroshi/69674017.html

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